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理事長挨拶(H23.2.11) 2010年度総会に向けて 過去・現在・未来

理事長挨拶

皆様のお陰で、当協会は来る3月6日に第10回目節目の総会を迎えることになりました。

前身の民間団体「バトン・チアー普及会」から数えるともうじき30周年を迎えようとしております。

民間団体の時代は、自分達の活動がどんな組織であるかを社会にお示しする時、沢山の活動実績資料を持参し何度も足を運び、何の行事を行うにも全て1からのスタートでした。

1998年3月に「特定非営利活動促進法」が制定され12月1日に施行されました。それまで、財団・社団の基準やしくみ、どうしたら説明をしなくても社会に理解して頂けるかを模索し尽くしていた時期での制定でしたので、喜びと驚きで、飛びつくようにこの制度を勉強していきました。法人格を取得する為の知識・取得後の管理運営を東京都生活文化局から御指導を受け、ガイドブックに沿って、計画をたて、2001年11月の設立総会を経て2002年4月26日東京都より認証書を頂きました。

まだまだ社会でも当会員でも「NPO法人」自体の認知・理解が低いと感じています。これは幅広く公益の活動を積み重ね、健全に発展していけば社会へ浸透していくものと信じています。

2月9日付け日本経済新聞【休眠NPO法人「退場」相次ぐ】毎日新聞【事務移管 都が意義】の紙面。ずさんな運営?で「法人認証取り消しが昨年4割増し」等

私なりに、NPO法人とは当協会の理事長職からみると

「バトンの楽しさを子供達に伝えたいという自分達の進みたい方向を社会・行政が応援してくれる、定款にそった事業を忠実に行えば方向性が間違っていない=活動していく方向性に不安がない・仲間と一緒に考え、自由な発想で活動でき楽しい、というメンタル面」

その半面、

「給与をもらえるほど・出せる程、また事務所を借りれるほど資金が潤沢ではない、事務作業を分担しているが作業が膨大で忙しい、等の物理的な面」

があると思います。

メンタル面は心の支えとなっている有り難い「宝」、物理的な側面は今後の制度改革や組織の中で改善方法が見つかると思っています。

政府が今回「事務移管」等とう制度改革案もでてきていますが、まだまだこの「特定非営利活動促進法」が制定され運用されてから10数年です。今後の政府案を期待しております。

2011年2月11日 野口智子